2012.05.03 Thu.

素浄瑠璃の会+ぷらす

浄瑠璃は、室町中期から、琵琶や扇拍子の伴奏で座頭が語っていた牛若丸と浄瑠璃姫の恋物語に始まるとされる。のちに伴奏に三味線を使うようになり、題材•曲節両面で多様に展開、江戸初期には人形操りと結んで人形浄瑠璃芝居を成立させた。初めは金平(きんぴら)•播磨(はりま)•嘉太夫(かだゆう)節などの古浄瑠璃が盛行。貞享元年(1684)竹本義太夫が大坂に竹本座を設けて義太夫節を語り始め、近松門左衛門と組んで人気を博し、ここに浄瑠璃は義太夫節の異称ともなった。縁あってギャラリーパライソにてその浄瑠璃語りを聴く会を催すことになりました。一部では、祭文傀楽氏の楽しい語りも乞う御期待です。

【第一部】時代は幕末だ!
幕末大坂商人破裂伝

平成の傀儡師、祭文傀楽が自らの作品
『幕末大坂商人破裂伝』を熱く語る。

語り=祭文傀楽

【第二部】酔いしれて、浄瑠璃!
傾城恋飛脚 新口村の段

降りしきる雪のなか凍える手先を懐に、互いに暖め暖められて。
旅に慣れない梅川をいたわる忠兵衛、追っ手を逃れやっとたどり着いた新口村は忠兵衛の生まれ故郷でした。

浄瑠璃=豊竹 希 大 夫
三味線=竹澤 団  吾


と き=平成二十四年 五月 三日(木・祝日)
   開場 午後一時 開演 午後一時三十分
入場料=二千円(25名様限定。要予約。パライソまで)